- この記事で第55回〜第60回(2021〜2026年)の6回分の問題PDFに直接リンク
- 1回分は4ファイル(通関業法・関税法等・通関実務の問題・通関実務の別冊)
- 正答と配点は「各試験科目における配点及び正答」PDFで公開
- 第60回(2026年10月4日)の正答は、10月7日時点でまだ掲載されていません
出典:税関「通関士試験」各回のページ(2026年10月7日確認)
通関士試験の過去問は、試験を行う税関の公式サイトで無料公開されています。
ただ、回ごとにページが分かれていて、ファイル名もばらばらです。
この記事では、第55回から第60回までの問題と正答を、1つの表から開けるようにしました。
あわせて、配点のしくみと自己採点のやり方、合格率の推移も公式資料で整理します。
👤 この記事を書いた人
複数の士業資格を保有する現役士業。士業・国家資格の取得情報を、試験実施機関の公表資料を元に整理しています。
📖 この記事でわかること
- 第55回〜第60回の過去問PDFと正答PDFの直リンク
- 3科目の試験時間・配点・出題形式
- 正答PDFの読み方と、自己採点で気をつける点
- 過去5回の合格率と合格基準
- 古い過去問を解くときの注意(法改正)
通関士試験の過去問PDF一覧(第55回〜第60回)
表のリンクは、すべて税関の公式サイトのPDFです。
クリックすると、新しいタブでPDFが開きます。
| 回(試験日) | 通関業法 | 関税法等 | 通関実務 | 正答・配点 |
|---|---|---|---|---|
| 第60回 2026年10月4日 |
問題 | 問題 | 問題 別冊 |
未掲載 (11月10日の発表時に掲載見込み) |
| 第59回 2025年10月5日 |
問題 | 問題 | 問題 別冊 |
正答 |
| 第58回 2024年10月6日 |
問題 | 問題 | 問題 別冊 |
正答 |
| 第57回 2023年10月1日 |
問題 | 問題 | 問題 別冊 |
正答 |
| 第56回 2022年10月2日 |
問題 | 問題 | 問題 別冊 |
正答 |
| 第55回 2021年10月3日 |
問題 | 問題 | 問題 別冊 |
正答 |
リンク先:税関「通関士試験」第55回〜第60回の各ページ(2026年10月7日にすべて開けることを確認)
通関実務は、問題とは別に「別冊」があります。
別冊には、申告書の問題で使うインボイスなどの資料が入っています。
別冊がないと解けない問題があるので、必ずセットで保存してください。
📌 第54回以前はどこにある?
税関の通関士試験のページから直接たどれるのは、第57回〜第60回のページです。
第55回・第56回は、各回のページのアドレスを開けば今も見られます。
それより前の回は、市販の過去問題集で解くのが現実的です。
3科目の試験時間と配点
通関士試験は、1日で3科目を受けます。
2026年の時間割は、通関業法が9時30分から50分、関税法等と通関実務がそれぞれ100分でした。

| 科目 | 時間 | 選択式 | 択一式 | 計算式など | 満点 |
|---|---|---|---|---|---|
| 通関業法 | 50分 | 41点(13問) | 4点(4問) | - | 45点 |
| 関税法等 | 100分 | 49点(17問) | 11点(11問) | - | 60点 |
| 通関実務 | 100分 | 10点(5問) | 3点(3問) | 申告書20点(2問)・計算式12点(6問) | 45点 |
出典:税関「第60回通関士試験受験案内」の出題形式・配点・出題数
「選択式」には2つの型があります。
1つは、文章の空欄に入る語句を選択肢から選ぶ型です。
もう1つは、5つの記述から正しいもの(または誤っているもの)をすべて選ぶ型です。
通関実務の申告書の問題は、NACCSを使う輸出申告と輸入申告が各1問出ます。
正答PDFの読み方と、自己採点の注意
正答PDFには、科目ごとに問題番号・出題形式・配点・正答が並んでいます。
第59回の正答PDFを例に、読み方を整理します。
| 出題形式 | 正答の書き方 | 配点 |
|---|---|---|
| 選択式(空欄に語句) | 空欄イ〜ホごとに選択肢の番号 | 空欄1つにつき1点 |
| 選択式(すべて選ぶ) | 「1,2,5」のように正しい番号を全部 | 1問2点 |
| 択一式 | 番号1つ | 1問1点 |
| 計算式(通関実務) | 「0039000」のような数字の並び | 1問2点 |
自己採点で一番まちがえやすいのが、「すべて選ぶ」型の問題です。
第60回の通関業法の問題用紙には、第6問〜第13問は解答がすべて正解した場合のみ得点と書かれています。
3つのうち2つ合っていても0点なので、部分点で数えないようにしましょう。
計算式の問題も、数字が1つ違えば得点になりません。
⚠️ 合計点では判定されません
受験案内には、3科目すべてで合格基準を満たす必要があると書かれています。
得意科目で満点近く取っても、1科目が基準に届かなければ合格できません。
過去5回の合格率と合格基準
過去問を解いたら、合格率と基準の動きも知っておくと目標が立てやすくなります。

| 回 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 合格基準 |
|---|---|---|---|---|
| 第59回(2025年) | 6,322人 | 954人 | 15.1% | 3科目とも60%以上 |
| 第58回(2024年) | 6,135人 | 759人 | 12.4% | 関税法等のみ55%以上 |
| 第57回(2023年) | 6,332人 | 1,534人 | 24.2% | 3科目とも60%以上 |
| 第56回(2022年) | 6,336人 | 1,212人 | 19.1% | 3科目とも60%以上 |
| 第55回(2021年) | 6,961人 | 1,097人 | 15.8% | 3科目とも60%以上 |
出典:税関「第55回〜第59回通関士試験の結果について」(受験者数・合格者数は科目免除者を含む合計。第55回は令和3年12月10日の訂正後の数値)
合格率は12.4%から24.2%まで、年によって大きく動いています。
第59回の全科目受験者に限ると、合格率は13.9%でした。
第58回のように、難しかった科目だけ基準が下がった年もあります。
ただ、下がるかどうかは事前にはわからないので、60%を目標に置くのが安全です。
第60回の合格発表と結果の見方は、通関士試験の合格発表2026の記事にまとめています。
過去問を解くときの3つの注意
出題範囲は「その年の7月1日の法令」
第60回の受験案内では、出題範囲は令和8年7月1日時点で施行されている法令とされています。
法律だけでなく、政令・省令・告示・通達も範囲に入ります。
古い回の問題は、その後の改正で正解が変わっていることがあります。
解説は、最新の法令に合わせた問題集や講座の教材で確かめてください。
通関実務は時間を計って解く
通関実務は100分で、申告書2問と計算問題を解きます。
別冊の資料を読みながら数字を拾うので、時間が足りなくなりやすい科目です。
本番と同じ100分で、別冊を横に置いて解く練習をしておきましょう。
科目免除がある人は、受ける科目に集中
通関業務などの経験が通算5年以上なら通関実務、15年以上なら関税法等と通関実務が免除されます。
免除には、事前の申請と審査が必要です。
免除の通知書を受けた人は、受ける科目の過去問に時間を集中できます。
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過去問だけで不安なら、講座の選択肢も
アガルートアカデミーは、2027年合格目標の通関士講座(初めての人向けの入門カリキュラム、受験経験者向けの中上級カリキュラム)を出しています。講座ページで2つのカリキュラムの違いを確認できます。
※講座内容・価格は公式サイトの最新情報をご確認ください
採点は「科目ごとの正答率」まで書き出す
合格基準は、原則として3科目それぞれで満点の60%以上です(回によって引き下げられることがあります)。
1回分を解いたら、合計点だけでなく、科目ごとの得点と正答率を書き出してください。
| 科目 | 満点(第59回) | 60%の目安 | 自分の得点 |
|---|---|---|---|
| 通関業法 | 45点 | 27点 | |
| 関税法等 | 60点 | 36点 | |
| 通関実務 | 45点 | 27点 |
正答率が低い科目から、問題集と古い回の問題で補強します。
回ごとに記録を残しておくと、どの科目が伸びたかがひと目で分かります。
過去問だけで合格できる?
税関の過去問は、問題・正答・配点がそろっていて、無料です。
ただし、解説がないことと、古い回は法改正で正答が変わっていることがあるのが弱点です。
| 教材 | 強み | 弱み |
|---|---|---|
| 税関の過去問PDF | 無料。本番と同じ形と時間で練習できる | 解説がない。古い回は改正に注意 |
| 市販の過去問題集 | 解説付き。最新の法令に合わせて改訂される | 費用がかかる。収録は数年分が中心 |
| アプリ・Webの問題集 | スキマ時間に一問一答で回せる | 通関実務の申告書や計算は練習しにくい |
| 通信講座 | 講義と教材で、法改正や計算の手順まで学べる | 費用が最も高い。続ける時間が必要 |
公式PDFで本番の形をつかみ、解説は問題集や講座で確かめる、という組み合わせが無理のない進め方です。
特に通関実務の計算と申告書は、手順の解説がないと独学で止まりやすい分野です。
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過去問だけで不安なら、講座の選択肢も
アガルートアカデミーは、2027年合格目標の通関士講座(初めての人向けの入門カリキュラム、受験経験者向けの中上級カリキュラム)を出しています。講座ページで2つのカリキュラムの違いを確認できます。
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よくある質問
過去問の解説は公式にありますか?
税関が公開しているのは、問題・正答・配点です。
1問ごとの解説は公開されていないので、市販の問題集や講座で補います。
第60回(2026年)の正答はいつ出ますか?
10月7日時点では、第60回のページに正答PDFはまだありません。
第59回までは、各回のページに合格発表とあわせて正答PDFが並んでいます。
第60回の合格発表は11月10日(火)なので、そのころ税関のページを確認してください。
過去問は印刷して使えますか?
PDFなので、自分で勉強に使う分には印刷できます。
通関実務の別冊はページ数が多いので、必要なページだけ印刷すると扱いやすくなります。
次の試験はいつですか?
2021年から2026年まで、試験は毎年10月の第1日曜日でした。
この流れなら、2027年は10月3日(日)の見込みです。
正式な日程は、2027年7月ごろの公告で発表されます。
まとめ
- 通関士試験の過去問は、税関の公式サイトで無料。この記事の表から第55回〜第60回の6回分を開ける
- 1回分は通関業法・関税法等・通関実務の問題と、通関実務の別冊の4ファイル
- 正答と配点は「各試験科目における配点及び正答」PDF。第60回分は10月7日時点で未掲載
- 合格ラインは原則3科目それぞれ満点の60%以上(27点・36点・27点)
- 「すべて選ぶ」型と計算問題は、全部合っていないと0点
- 古い回は法改正で答えが変わることがある。最新の教材で確かめる
出典:税関「第55回〜第60回通関士試験」各回のページ・試験問題PDF・「各試験科目における配点及び正答」・「通関士試験の結果について」・「第60回通関士試験受験案内」(いずれも2026年10月7日確認)


