公認会計士試験は合格率約10パーセントの最難関国家試験です。
合格までに3000時間以上の学習が必要とされ、独学で挑むのはほぼ不可能と言われています。
そこで多くの受験生が選ぶのが、CPA会計学院と資格の大原の2大予備校です。
近年はCPA会計学院が合格者占有率50%超を達成し急成長しており、対する大原も長い歴史と通学サポートで根強い人気があります。
本記事では両校の特徴を中立的に比較し、あなたに合う予備校選びをお手伝いします。
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本記事は、複数の士業資格を保有し、現役士業として8年の実務経験を持つ筆者が、業界の内側から本音で解説します。
教科書的な理論ではなく、現場で見てきたリアルな情報をお届けします。
結論:CPA会計学院と大原どっちが向く?タイプ別早見表

はじめに、両校どちらを選ぶべきかをタイプ別にまとめます。
細かい根拠は後述しますので、まずは大まかな方向性をつかんでください。
| タイプ | おすすめ予備校 | 理由 |
|---|---|---|
| 合格実績最優先 | CPA会計学院 | 2024年合格者占有率50%超 |
| 通学+対面サポート重視 | 資格の大原 | 全国40校以上の校舎網 |
| WEB通信で完結したい | CPA会計学院 | 講義動画とテキスト品質が高評価 |
| 老舗の安心感重視 | 資格の大原 | 創立60年以上の伝統校 |
| 最新の試験傾向対応 | CPA会計学院 | 公認会計士特化の専門校 |
このように、合格実績と最新性ならCPA、通学と老舗の総合力なら大原という棲み分けがあります。
どちらも公認会計士業界では指導力に定評がある予備校ですので、安心して選んでください。
自分の生活スタイルと学習方針に合う方を選ぶことが、最も大切な視点です。
CPA会計学院と資格の大原の基本情報を比較

両校の基本情報と学校としての立ち位置を整理します。
CPA会計学院の特徴
CPA会計学院は、公認会計士試験に特化した専門予備校です。
東京の水道橋・新宿・早稲田・大阪・名古屋などに校舎を持っています。
2024年公認会計士試験では合格者占有率50%超を達成し、現在は業界最大手です。
講義動画は1コマ約1時間で区切られており、スマホ視聴にも最適化されています。
テキストはフルカラーで図表が豊富、初学者からの支持が厚いと評判です。
資格の大原の特徴
資格の大原は、創立から60年以上の歴史を持つ総合資格専門学校です。
公認会計士だけでなく、税理士・簿記・公務員・社労士など幅広い資格を扱います。
全国に40校以上の校舎を展開し、地方在住者でも通学しやすい体制を整えています。
講師との対面指導と少人数クラスのきめ細かさが伝統校としての強みです。
就職サポートも充実しており、監査法人とのパイプの太さに定評があります。
料金とコース内容を徹底比較

公認会計士講座は人生で最も高額な資格講座の一つです。
初学者向け2年コースで70万円から90万円が相場となっています。
両校の代表的なコース料金を比較してみましょう。
| 項目 | CPA会計学院 | 資格の大原 |
|---|---|---|
| 初学者2年コース | 約76万円前後 | 約75万円〜90万円 |
| 通信WEBコース | 通学とほぼ同額 | 通学より数万円安い |
| 短答対策コース | 約40万円〜 | 約30万円〜 |
| 論文対策コース | 約30万円〜 | 約25万円〜 |
| 教育訓練給付金対象 | 一部対象あり | 一部対象あり |
料金面では、両校とも大きな差はないと言えます。
ただし大原はキャンペーンや早割で実質負担が下がる傾向があります。
CPAは年間を通じて価格を一定に保つ傾向があり、明朗会計と言えます。
正確な料金は公式サイトでご確認のうえ、最新のキャンペーン情報も確認してください。
合格実績の比較:CPAの占有率50%超は本物か

合格実績は、予備校選びで最も気になる指標の一つです。
ただし数字の見方には注意が必要ですので、丁寧に解説します。
CPA会計学院の合格実績
CPA会計学院は、2024年公認会計士試験で合格者占有率50%超を公表しています。
公認会計士試験の合格者は年間約1600人前後で、その半数以上をCPA出身者が占めています。
これは複数予備校の併用者も含む数字ですが、近年の急成長は事実です。
10年前と比べて合格者数を大きく伸ばしており、業界の勢力図を塗り替えています。
資格の大原の合格実績
資格の大原は、長年にわたり安定した合格者数を輩出してきました。
公認会計士業界では伝統的な存在として、多くの監査法人パートナーを輩出しています。
近年は合格者占有率でCPAに譲るものの、地方在住者の合格実績は依然として強いと言えます。
通学+対面指導での合格力には根強い定評があります。
合格実績の見方の注意
合格者占有率は、複数予備校の併用者も全てカウントされる仕組みです。
そのため両校の数字を足すと100%を超える年もあります。
正確な合格率を見るには、母数となる受講者数も確認することが大切です。
とはいえ、CPAが近年の合格者を多く出していることは間違いありません。
教材とカリキュラムの比較

教材の質と量は、合格を左右する最重要要素です。
両校の教材スタイルと特徴を見ていきましょう。
CPA会計学院の教材
CPAの教材は、フルカラーテキストと豊富な図表が特徴です。
抽象的な会計概念も視覚的に理解しやすく設計されています。
講義動画は1コマ約60分で区切られ、スキマ時間での視聴に最適化されています。
WEBテキストも充実しており、スマホ1台で完結できる学習環境が整っています。
答練と模試の量も豊富で、論文式試験の演習量が確保できます。
資格の大原の教材
大原の教材は、紙テキスト中心のオーソドックスなスタイルです。
長年の指導ノウハウが詰まったテキストには根強いファンがいます。
講義は1コマ約3時間と長めで、ライブ感のある授業を重視しています。
通信講座はWEB配信に対応し、復習機能も使いやすいと評判です。
市販テキスト「大原簿記会計テキスト」も書店流通している安心感があります。
| 比較項目 | CPA会計学院 | 資格の大原 |
|---|---|---|
| テキスト | フルカラー・図表豊富 | 紙テキスト中心・歴史あり |
| 講義1コマ | 約60分・スキマ時間向け | 約3時間・ライブ感重視 |
| WEB対応 | スマホ完結可 | WEB配信あり |
| 答練 | 回数豊富 | 回数豊富 |
サポート体制とチューター制度の比較

難関試験の合格には、孤立しない学習サポート体制が不可欠です。
両校のサポート内容を比較します。
CPA会計学院のサポート
CPAは、公認会計士合格者によるチューター制度を導入しています。
質問はメールやチャットで24時間受付され、原則1〜2日で回答される体制です。
校舎では合格者チューターに直接相談できる体制があり、学習計画の悩みも相談可能です。
就職サポートでは、監査法人説明会や履歴書添削も提供されます。
資格の大原のサポート
大原は、講師への質問が校舎で対面相談できる伝統スタイルです。
通信生もメールや電話で講師に直接質問できる窓口が整備されています。
少人数クラスで講師との距離が近く、初学者でも安心して質問できる雰囲気があります。
就職部の対応も丁寧で、特に地方就職に強みがあります。
校舎と受講形態の比較:全国通学可否

通学希望か通信希望かで、選ぶべき予備校は変わります。
両校の校舎展開と受講形態を確認しましょう。
CPA会計学院の校舎
CPAの校舎は、東京の水道橋・新宿・早稲田・大阪・名古屋など主要都市中心です。
校舎数は限定的ですが、WEB通信が充実しているため地方在住者も問題なく学習可能です。
通信生でも通学生と同等の合格率を実現していると公表しています。
校舎自習室も完備されており、通学生は集中学習環境が整っています。
資格の大原の校舎
大原は、全国に40校以上の校舎を展開する圧倒的な拠点数を誇ります。
北海道から九州・沖縄まで、地方都市にも校舎があるのは大原ならではです。
地方在住で通学したい人にとっては、大原の校舎網は大きな魅力と言えます。
通学+対面指導の合格ルートを最も実現しやすいのは大原です。
| 受講形態 | CPA | 大原 |
|---|---|---|
| 通学(主要都市) | ○ | ◎ |
| 通学(地方都市) | △ | ◎ |
| WEB通信 | ◎ | ○ |
| 自習室 | ○ | ◎ |
CPA会計学院に向く人/資格の大原に向く人

両校の特徴を踏まえ、それぞれに向くタイプをまとめます。
CPA会計学院に向く人
合格実績を最重視する人にCPAは向いています。
2024年合格者占有率50%超の数字は、学習方針の信頼性を裏付けるものです。
スマホでスキマ時間を活用したい人にもCPAは適しています。
1コマ60分の講義動画とWEBテキストで、通勤中の学習も可能です。
都市部在住でフルカラーテキストを使いたい初学者にも向いています。
資格の大原に向く人
地方在住で校舎通学を希望する人に大原は向いています。
全国40校以上の校舎網は、大原ならではの圧倒的な強みです。
講師との対面指導や少人数クラスを重視する人にも適しています。
創立60年以上の老舗で学びたい安心志向の人にも向いています。
税理士や簿記など複数資格にチャレンジしたい人は大原の総合力が有利です。
\CPAと2大予備校・通学派の本命/
利用者の評判口コミの傾向(中立的にまとめ)

SNSや受験生コミュニティでの口コミ傾向を中立的に整理します。
個人の感想ですので、参考程度にご覧ください。
CPA会計学院の口コミ傾向
良い口コミは、テキストのわかりやすさと講師の説明力に集中しています。
「初学者でもイメージを掴みやすい」「動画の倍速学習が便利」という声が目立ちます。
悪い口コミとしては、「校舎数が少ない」「料金が高い」といった点が挙がります。
学習効率と最新性を求める層から圧倒的支持を得ています。
資格の大原の口コミ傾向
良い口コミは、講師の親身さと校舎の通いやすさに集中しています。
「地元の校舎で通えて続けられた」「質問しやすい雰囲気」という声が多いです。
悪い口コミとしては、「テキストが文字中心で硬い」「最新の試験傾向への反応がやや遅い」といった指摘もあります。
とはいえ老舗の安心感を評価する受験生は依然として多くいます。
CPA会計学院と大原に関するよくある質問FAQ

両校選びでよくある質問にお答えします。
Q1. CPA会計学院と大原を併用する人はいますか?
はい、両校を併用する受験生は一定数存在します。
メイン講座を1校で受講し、答練や直前期模試だけ他校を利用するスタイルが一般的です。
ただし費用負担が大きくなるため、まずはどちらか1校で完結を目指すのが基本です。
Q2. 公認会計士試験の合格率はどのくらいですか?
公認会計士試験の最終合格率は、おおむね10%前後で推移しています。
短答式と論文式の2段階試験で、短答合格者の中から約3〜4割が論文に合格する仕組みです。
合格には3000時間以上の学習が必要とされ、独学はほぼ不可能と言えます。
Q3. 通信講座でも合格できますか?
はい、近年は通信講座で合格する受験生が増えています。
CPA会計学院は通信生の合格率も通学生と同等と公表しています。
大原もWEB通信講座を整備しており、地方在住者でも学習に支障はありません。
Q4. 教育訓練給付金は使えますか?
両校とも、一部コースが教育訓練給付金の対象となっています。
雇用保険加入歴のある社会人は、受講料の最大20%が還元される可能性があります。
申請には事前のハローワーク確認が必要ですので、受講前に必ず手続きを確認してください。
Q5. 簿記の知識がなくても受講できますか?
はい、両校とも初学者向けコースに簿記入門講義が含まれています。
簿記3級程度の知識があるとスタートはスムーズですが、ゼロからでも問題ありません。
むしろ未経験者が予備校に頼って合格するケースが圧倒的多数です。
Q6. 社会人で働きながらでも合格できますか?
働きながらの合格者も存在しますが、難易度は高くなります。
平日2〜3時間+休日8時間の学習を2年以上継続できる体力と環境が必要です。
CPAのスキマ時間学習向け教材は、社会人受験生にも好評です。
学習開始前に確認したい受講前の準備リスト

予備校選びの前に、自分の学習環境を整えることが大切です。
受講開始前にチェックしておきたい項目を整理します。
まず学習時間の確保が最優先課題と言えます。
公認会計士試験は2年間で3000時間が目安ですから、1日4時間以上が必要です。
社会人なら早朝1時間+夜2時間+休日10時間の確保が現実的なラインと言えます。
次に学習環境の整備を進めましょう。
自宅で集中できるデスクと椅子、ノートPCまたはタブレットがあると便利です。
カフェや図書館を併用する場合は、ノイズキャンセリングイヤホンも検討してください。
家族の理解を得ることも忘れてはいけません。
2年以上の長期戦になりますので、生活面での協力が不可欠です。
受験勉強専念の場合、家計プランも事前に相談しておきましょう。
合格後のキャリアパス:監査法人と一般企業

公認会計士は、合格後のキャリアパスも豊富な国家資格です。
主要な就職先と年収の目安を解説します。
合格者の約7〜8割はBIG4などの監査法人に就職します。
1年目の年収は500万円前後からスタートするのが一般的です。
マネージャー昇格で年収1000万円超、パートナーで2000万円以上も視野に入ります。
一般企業の経理財務部門への就職も増えています。
上場企業のCFOや経営企画として活躍する公認会計士も多くいます。
独立開業すれば、税理士登録もして総合事務所を運営することも可能です。
両校とも合格後の就職サポートを提供しており、監査法人とのパイプも持っています。
就職実績の詳細は、各校の最新パンフレットで確認してください。
独学vs予備校:なぜ予備校が必須なのか

公認会計士試験における独学合格は、現実的にほぼ不可能と言われています。
その理由と予備校活用のメリットを解説します。
第一の理由は、試験範囲の広大さです。
財務会計・管理会計・監査論・企業法・租税法・選択科目と、出題範囲が膨大です。
市販テキストだけで全範囲を網羅するのは現実的ではありません。
第二の理由は、最新試験傾向への対応です。
会計基準は毎年改定があり、最新の出題傾向を把握するには予備校の情報網が必要です。
予備校なしの独学合格者は近年ほぼ確認されていないのが実情です。
第三の理由は、答練と模試の質と量です。
論文式試験は記述式ですので、添削指導なしでは実力が身につきません。
予備校の答練を繰り返し受験することで、合格レベルの解答力が養われます。
まとめ:あなたに合うのはCPA会計学院?資格の大原?

本記事では、CPA会計学院と資格の大原を多面的に比較してきました。
合格実績最優先ならCPA、通学サポート重視なら大原という結論になります。
料金面ではほぼ同水準ですので、教材・サポート・校舎の自分との相性で選んでください。
どちらも資料請求と無料体験講義を提供していますので、まずは両校を実際に試すことをおすすめします。
後悔のない予備校選びで、公認会計士合格を勝ち取りましょう。
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